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桜の花の浮かぶ水槽で

鯖も泳いでます

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二言目には" " whiteday

ホワイトデー何も思い浮かばなかったw
バレンタインの話で消化出来なかったルシファーの伏線を水増ししただけの話です。

突貫なためほぼ会話文。しかも時々創造者の声が入る分かりづらい構成。

2月14日。

「……扱いの悪さに吹いたわ」

そう呟いたのは煉獄の七姉妹長女ルシファー。
世を儚んだ眼をしている。

憤怒は妹の大罪であるから、その表情には怒りはない。
そこまで思考が追い付いていない。
また、次女のように泣き叫んだりもしない。
そこまですら追い付いていない。

「……ベルゼ?」
「何ー? ルシ姉」
「あんた、私の用意したチョコ食べたの?」

相変わらずドーナツを貪りながら、椅子の後ろに立つルシファーを振り仰ぐ図太い6女。

「もぐもぐ。食べたよ? だって良いって言ったじゃん。もぐもぐ」

確かに言った。
騒ぎのどさくさの中で。

「私の分は良いって言ったわよ? その前にあんたに妹チョコあげたけど、それでもやったわよ?」
「じゃあ良いんじゃない」

ケロリと言ってのけるベルゼ。
ルシファーは沈黙する。

扱いが悪すぎる。
最初の台詞をもう一度心の中で言って。
メタだとかそんなこと言ってられない。

だって、だって。

「……あんたが食べたの、戦人様にあげる分だったんだけど」


ガッシャーン(ただ場面が変わるだけ)


3月13日


「と、言うわけでベルゼに全力で復讐するから協力しなさいお前達!」

ルシファーは腰に手を当てたポーズでビシ、と妹達を指差す。

「犯人はお前だ☆」
「えー軽い軽いぃー」
「聞きなさいよ!」

姉が声高々に宣言しても、妹達はだるーん状態。
主な理由は翌日の為の体力温存らしい。
恐らく何らかの予定があるのだろう。
よく見ればそわそわしてるのが二、三人。

「ふっ。あんたらに聞いた私が間違ってたわよ……」





協力者求めます! byルシファー


①シエスタ410

「にぇ? ベルゼを狙って欲しい?」
「そう。明日ならともかく今日なら暇でしょ?」
「やだにぇ」
「どうして?」
「だるーんにぇ」
「あんたもか!」
「にひひ。あちきはお遊びじゃないにぇ。明日仕事がいーっぱい詰まってるからにぇ」


②シエスタ他

「うきゅー! ひどいであります! 他、他でありますか!?」
「ベアトリーチェ卿から手回しが来てるのでルシファーには協力不可能だ」
「手回し……身も蓋も無いわね(ベアトリーチェ様の馬鹿あぁぁあ)」


③ガァプ、ロノウェ

「うん、却下ね。この二人は無いわ」

さっさと却下するルシファー。
絶対に面倒な方向に行くので。


④ワルギリア

「まあ、ベルゼがそんな……。私に任せて下さい。早く言ってくれれば良かったのに……」

内心、ベアトのライバル減ってラッキーwと思っているとかいないとか。
それでもちゃんと公平な鯖様です。

「ワルギリア様!」

ああ、始めからこの人の所に来ていれば良かった!
そう、バレンタインに戦人(本命)に板チョコをあげるオチになる前に!

「私が円満にいゴホンゴホン、ではなく裁いてあげます」
「あ、申し訳ございません用事思い出しましたー」
「え? ちょ、ルシファー!?」

なんで青文字が浮かんだんだろう。
嫌な予感がしたので逃げました。


⑤レシートとガムテープ

「謹んで申し上げ奉る! 名前がちゃんとあるなりや!」
「謹んで申し上げ奉る。ガーちゃんと呼んでほしいと知り給え」
「否定はしないのね。ちょっと協力して欲しいんだけど」

かくかく然々。

「謹ん(ry 我々は防御専門だと知り給え」
「しかもEP6で他ならぬベルゼにやられてたわね、そういえば」


⑥ドラノール

「何か用デスカ」
「謹ん(ry 上司を巻き込むな」
「謹ん(ry そっちがその気ならベアト卿とバトラ卿にチクるぞ」
「子供デスカラ」
「戦人はやめてぇぇえ!」

なかなか"様"付けがしっくり来ないようです。

「今全然関係無い!」


⑦ヱリカ、ベルン、ラムダ

「……ないわね」


⑧ベアト、戦人

「上位世界はもういないわねぇ。マリア様や縁寿様に頼むのはさすがに……」

姉妹仲良くするのよ! で終わりそうだ。

「下位に行くしかないかしら」


⑨朱志香

「やっぱり恋する乙女が一番よねっ」
「ん? どうしたんだぜ、ルシファー」
「朱志香。その、明日ホワイトデーでしょ?」
「う、うん/// 実は嘉音君と約束してるんだ//// 去年と違って恋人同士だし……きゃー///」
「朱志香、さっきサタン見かけたけど。嘉音探してるんじゃないかしら」
「え! どこ?!」
「あっち」

ごめん、サタン。犠牲になってちょうだい。
こんな惚気エンドレスはキツイわ。

(ちなみに、本当にサタンはいた模様です)

「ルシ姉何で知ってたのよぉぉぉおぉ!」

渡してたのね、バレンタイン。今年は随分積極的だこと。


⑩紗音

「いゃんっ/// 譲治様ったら☆」
「紗代、二人っきりのときは」
「譲治さん、ですよねv わかってますよ。うふふ」
「紗代はいけない子だなあv」

「……。……まだ前日よね?」

多分そういうの関係無いんですよ。
愛がなくては(ry


⑪夏妃

「邪悪邪悪うぅぅうッッッッ」
「何もしてな(ry」

はい、ルシファーさん。
EP6思い出してみましょうか。


⑫絵羽

「あなたぁ///」
「絵羽……」

「そういや親子だったわね……」


⑬霧江

「はいレヴィア帯同っと」

触らぬ神に祟りなし。
君子危うきに近寄らず。
薮を突いて蛇を……出しちゃいけないんだった。


⑭楼座

「うぉぉおぉぉ!!」
「今回は本当に何も(ry」


⑮南條

「あれ?いないわ」

キョロキョロ。

「今日は来てないのかしら」
「……ここにいるのですがな」

空気乙。


⑯熊沢

「は、ワルギリア様と同じオチよね」

学習はする。



「……いないわ」

自分の味方、こんな少なかったの?

留弗夫は霧江withレヴィアが尾行していた。
相手はベルフェではない。
留弗夫、お前……。

郷田は論外っと。
さて、後六軒島にいるのは、既に死んでる某を除けば――。


「蔵臼、あんた暇?」
「君は、親父殿の愛人の金髪の魔女の使用人の大人数の姉妹の内の長女の」
「"の"が多いわ。傲慢のルシファーよ」
「傲慢。ふむ、私と同じだな。私もよくそう言われるよ」
「あんたも一番上よね。大変でしょ?」
「そうだな。君とは話が合いそうだ」
「そうみたいね。ねぇ、ちょっと頼みたいことがあるんだけど良いかしら?」


「成る程。一つ気になるな、何故自分一人でしない?」
「う、そ、それはその……一人じゃ敵わないのよっ」

仲間意識か、いつもより素直なルシファー。

「ふっ、そうなると協力せざるを得ないな。任せておけ」



in厨房

「ふんふんふ~ん♪ ぱんぱかぱ~ん」

※最後に"つ"を付けてはいけマセン。

ごそごそ。
ニュッ。
パッ。


「これでよし、と」
「ベルゼの食べる郷田の料理に混入、上手いわね。何入れたの?」
「プート・ジョロキアだ。親父殿の趣味でな」

ジョロキアとは、ハバネロの仲間で最も辛いと言われる物だ。

「さすがに何の趣味かわからないわよ、ゴールドスミス様」



「郷田ー! できたー?」
「はい! この郷田、会心の出来でございます」

満を持してベルゼの登場。
贈ったチョコを三分の二回収しておきながら堂々とお返しを求めたらしい。何という面の皮の厚い奴。
快く受け入れた郷田はさすがのマジカルシェフ魂。

「三分の二って、半分じゃなかったの……?」

激辛ジョロキア入り料理がベルゼの口に運ばれる。
ごくり、と二人の喉の方が先に鳴る。

ベルゼは口を大きくあけ、スプンを近付け。

ぱくり。……食べた!

「……」
「……」
「郷田ぁ~あんまり美味しくないよこれ。辛ぁい」
「な、何ですって! 馬鹿な!? ちゃんと味見したのに! 今年も失敗なのかあぁあ!?」


「……」
「……平気、なのか?」

あれ、違うの持ってきてしまったかな。
慌てて瓶を確認する。
が、間違いない。

「失礼します! べルゼ様!」

郷田は自らの味見用スプーンを取り出す。

ぱくり。

「こ、これは……ッ」

バタン。

「郷田あああああああ! 死んじゃダメぇぇええ死んだら私のご馳走があぁぁぁ」

無情な暴食の六女。

「や、やっぱり」
「ベルゼは怪物……」

杭の悪魔が何言ってるのかという話ではあるが。
唖然とするルシファーと蔵臼。
しかし、二人はまだわかっていなかったのだ。
更なる事態が待ち受けていることを――

「さぁて、話は聞かせて貰ったぜ? いっひっひ」
「くっくっく、郷田も憐れよのう」
「貴女は人の事を言えません。ベアト」
(しょんぼりーちぇ)


「あ……戦人様、ベアト様……ワルギリア様……!」
「なぬ、戦人君と魔女様だと!?(何故この組み合わせなんだ?)もう一人はどちら様だ?」
「ベルゼの事は聞いたぜ。バレンタインにそれを俺に言わなかったのは偉かったな。だが、郷田さんの苦労を、誇りを、踏みにじっていいことにはならねぇぜ?」
「暗にベルゼへの復讐は認めてますよ、戦人君」
「まさかそなた、ルシファーのチョコが食べたかったんじゃ」
「いや、そういう訳じゃ(食品的にはベアトよりは食べたいけど)」
「それならよい」
「心の声が聞こえるって悲しいですね、ええ」
「(ギク)熊沢さん入ったぞ今」

「あ……あ」
「ルシファー、円満解決が望めないようなので強行手段を取らせていただきました。他人に迷惑をかけるのはいただけませんね」
「も、申し訳ありませんでした!」
「まあ良いでしょう。とりあえずベルゼ! あなたは一週間おやつ抜きの刑です!」
「そんなあああああ(泣)」

((小学生か……))


今回の教訓
鯖フラグに惑わされず、素直にワルギリア様に頼るべきでした! 
byルシファー


――――

March.14.2010

――――

エヴァ「な、泣いてなんかいないんだからね……ッ?!」

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