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なるべく素直に見た推理(苦笑)まとめ


二週間ほど前パソコンが壊れて、前のパソコンに入っていたデータがおじゃんになってしまいました(´;ω;`)あまりのフリーズ・エラーの多さ新調を決めた翌日のことでした^^;
その結果、すみません、書いてた途中のものもUP出来なくなってしまったので、当分SSは載せられませんorz
代わりではありませんが、携帯の方にポチポチと書き溜めていた推理妄想文をば……。

創作説としてのうみねこ読み取りと、一なる真実についての妄想文



前提

改めて言う必要も無いようなことかもしれませんが、読み方は人間至上主義です。
「人間の世界の上に魔女や神の階層は存在しない」という考えを前提にしています。
(うみねこ世界の現実を尊重したいので、うみねこ自体が創作であることは一度蚊帳の外に置いておきます)
一番上にいるのは人間ですから、もちろん人間に出来ないことはできません。なので、観測者の多い事象は現実であったと前提します。
猫箱に入りきらない事を捏造することは、人間には不可能です。(猫箱の中は自由、の逆説)
少なくともそれに含まれるだろう事柄として、大まかに

1986年10月に六軒島で爆発事件or事故
絵羽のみ生存を確認・真里亞のみ死亡を確認(警察発表)
直後と数年後にボトルメールを発見
絵羽と縁寿は1998年まで生存
1998年に絵羽は逝去、縁寿は失踪
八城十八という小説家が存在
伊藤幾九郎という偽書作家がオリジナルに近い偽書を発表
寿ゆかりという絵本作家が、「さくたろうの大冒険」で受賞・福音の家を再建


こんな感じを想定してます。上に列挙したことは疑いません。
縁寿が島に向かっていないことさえ、実は猫箱の中だったらしいですね。EP8で島にいましたし。
そうなると、船長は世間に信用されていないということになりますね。

戦人ヤス嬰児交換説は一旦おいておきます。また全く違う路線として考えますので。
なので根拠とかは、EP7~8で描かれた通り(ヤスは九羽鳥庵ベアトと金蔵の子、戦人は留弗夫と霧江の子)のものを採用します。
基本的に純粋な見方をするように心がけてます。(深読み大好きですけど、それはまっすぐに見た推理を一通り構築したあとでないと頭がパンクしますし、自分が許せないです)



メタ世界

うみねこにはメタ世界という階層があります。
私はそこも創作として見ています。基本的には現実を投影した創作だと。
書いているのはEP1・2も含めて十八と幾子でしょう。もとのボトルメールには下位世界しか描かれていないのを、ネット上で「実はこんなものが」と吹聴した。いわばデマです。EP1お茶会裏お茶会だけでは袖にされたでしょうが、EP2のメタ世界は下位世界とうまくリンクしていたり、それどころか下位世界だけだと「???」となってしまうところをカバーしていたので、いつの間にか本当に最初からあったかのように言い伝えられてしまったのではないでしょうか。
それこそ現代のネット社会のように、「マスコミが都合の悪いことを報道しなかった!」と結論付けられたかも(笑)

メタ世界は、 ①戦人視点の現実を投影した創作 ②十八視点の現実を投影した創作 ③現実に即さない創作 という3つの要素があり、話が進むにつれて、右寄りの要素が幅を利かせていっているのだと解釈しています。
EP6に至ってはほとんど③、フィクションで見ています。現実に即しているのは密室の辺りくらいなんじゃないでしょうか。縁寿であり十八だと思います。

何故しょうか。
①→②は、創作世界の最上位にいる人間が受け継がれただけです。EP3~5はごっちゃになっているので分かりづらいですが。
4~6日の出来事や、縁寿の訪問(EP3)、十八の自殺未遂(EP5)など。後ろ二つは結構当て嵌め安いのではないかと思います。

始めは、現実をほんの少し修飾した形で描きます。だんだん幻想が混ざっていきます。そうして、現実を塗り替えるのです。
たとえばEP6で描かれた「ベアトリーチェが蘇った」なんて「幻想」であり「創作」でしかない描写を、「現実の続き」だということに塗り替えようとしたのです。

正確には、①戦人が②十八になり、③を書いているので、③の戦人とそれまでの戦人は別人です。
EP5の裏お茶会、前半部分は2人きりなのに、あるとき突然魔女たちの視点になります。彼女らはその間どこかへ移動した様子はありません。
そもそも、EP5本編の幻想大法廷は駒たちの法廷です。一方、裏お茶会でプレイヤーベアトがやってきたのは、プレイヤー戦人のもとであるはずです。
つまり……「黄金の輝き」が抜けるくだりから、幻想大法廷の階層、つまりプレイヤー階層の一段階下の、駒世界になっているのです。
その創作されている側の階層がEP6、そしてEP8につながっていると思われます。そして能動側の階層は、EP7冒頭に続いているように思います。
だからEP6は、より多重の意味で創作されたゲームと言えるのではないでしょうか。十八が書いている元プレイヤー戦人が書いているGM戦人が描くゲームです。戦人ばっか。



縁寿

偽書は途中から、縁寿のための物語という色を持ちます。1998年に縁寿が失踪するからです。
1998年に、EP3の偽書を読んだ縁寿は十八のもとへ押しかけ追い返されます。そのとき手に入れた物語(EP7お茶会)が遠因?(直接ではないが大きい原因)となり、失踪します。
そのため、EP4の途中から、縁寿の生存を願う物語という意味合いを孕むのです。
幾子の日記公開騒動は、縁寿をおびき寄せるためのものです。幾子の所持する書が、次男一家犯人説だと縁寿が想像するのは易しいからです。
皮肉にもそれと並行して十八の書いていたEP8の影響で、縁寿は黄金の真実を確固たるものにしており、現れることは無かったのですが…。



下位世界について

メタ世界が生存者の後悔を癒す場だとすれば、下位世界は死者の未練や願望を叶えるという意味合いの強い場だと言えます。
途中からメタ世界と下位世界の境界が緩くなりますね。これは、絵羽の死、十八の戦人との決別、そして縁寿の失踪によって、生存者の定義が曖昧になったからだと思います。

特にEP6は、メタ世界のように見える階層も含めて、紛れもなく死者の未練や叶わなかった願いを叶える物語です。もちろんヤスが中心ですが、他の人間達の救済も描かれています。
ヤスに関しては以前にも何度か言いましたが、「戦人が決闘の舞台(1986年親族会議)に参加せず、紗音と嘉音で決闘」と「三組を同時成立させる」の両方を描いていました。前者が現実的な惨劇回避法で後者が〝もし本当に魔法が使えたならば〝という理想の形ですね。

真里亞を除く若者組は試練ですね。
出来ることならば絵羽に結婚を認めさせたかった譲治。ベアトとしてではなく次女一家と向き合いたかった紗音と嘉音(※それだけではないと思いますので、あとで詳しく)。夏妃との対峙を望んだベアトと、彼女に手を汚させたくなかった戦人の〝傲慢〝。霧江を殴り倒したかった朱志香(※こちらも後程)。
戦人が対象に自分を選んだのは、十八自身も戦人はあの日に死んでいた方が良かったと思っていたのでしょう。自殺未遂をEP5ととらえていますので、EP6の時点で十八は戦人を抑え込めていたはずですから、戦人を殺したい、という解釈ではないでしょう。逆にEP4の弾幕は十八の葛藤も含まれていそうです。

他のキャラクターはおもに黄金郷で叶えられました。まとめていっぺんに、感がするのはちょっとあれでしたが、ベアト(ヤス)のための物語という名目ですからね。
あくまで、十八が考える彼らの望み………ですけど。



黄金郷とは

望みさえすればなんでも叶う世界でしょう。
黄金郷は全てが叶うのに対し、それ以外は現実の本人に出来ないことは出来ません。現実に取り得る行動に幻想を加えるか否かという要素しかないのです。



GMという駒

GM戦人という駒は、特異な立ち位置です。
戦人自身は死んでいるので死者と話すことが出来ますが、体は生きているので語り継ぐことが出来ます。そういう設定です。
実際の、十八の中で眠りについた(と表現される)戦人の人格が黄泉に招かれたかや霊と会話が出来たかは関係ありません。

個人的に翼の「ゲームマスターバトラ!」という話は、実際はとてもシリアスな話だと思っています。
EP6本編中の駒ベアトとの会話と重ねれば理解していただけるのではないでしょうか。
私のあの小冊子の解釈は、「十八が犠牲者の未練や願望を想像し形にしようとしたが、あまりに多すぎて書ききれなくなったため幾子に泣きついたら、指輪のシーンを入れることの承諾を交換条件に協力してもらえた」です。
それを、GM戦人というキャラクターにやらさせてみたら、あんな話になったのです。不思議ですね。(※なので、GM戦人が色々要求していた相手が妄想という意味ではないです。GM戦人もGMという名の駒ですので、駒が駒にセクハラしただけです。ちょっとボコッてきます)



幾子=ワルギリア説(アバター継承説)

EP7の冒頭で、マントを来た戦人の隣にワルギリアがいます。他にはいません。
棺の中には遺体は無く、ただ物語だけが置かれます。
EP7の葬式に、戦人は招かれません。来ることが出来ないのです。死後の世界に彼はいないのですから。戦人は黄金郷にいる可能性といない可能性を内包した駒で、EP7はいない世界の物語です。
そう考えれば、EP7の冒頭の階層がどこなのか想像がつきます。何故、葬式に出席できないはずの戦人はワルギリア以外に誰もいない世界でベアトリーチェに物語を贈るのか?
あの描写は、展開編後期には珍しい、「現実の投影」なのです。上記した、夢物語=EP6を捧げる現実世界を意味する階層なのではないでしょうか。

だとしたら、あのあと彼が向かったのは縁寿のための物語の執筆であり、ワルギリアが任されたのは縁寿を呼び寄せることなのです。

ついでに、ウィル=十八説というのを割と見ますが、ウィルに中の人がいるならそれであってほしいと思います。
EP7後の私の彼の立場や行動への感想が「正体が戦人であってもそうでなくても納得いかない」だったので、十八だったら「隙を突かれたorz」って感じですw



EP7お茶会と、一なる真実の書

EP7お茶会は、幾子の描いた、幾子の考えるあの日の真相です。
警察発表の客観的事実と十八が語った断片から推察した、幾子の主観による真実です。ベルンカステル(とラムダデルタ)はひぐらし読者であるキャラクターの、共通幻想/アバターと捉えられると思います。
基礎が現実なので謎や物語を構築したGMはいませんが、主観を偽れる観測者(戦人・ヤス)と、好きなように受け取れる観劇者(幾子・縁寿)はいるのです。

フェザリーヌは言います。駒の動きは分かったが、解答は知らない。こうも言います。知らぬことの高貴さを知った、と。
それは転じれば、八城幾子は十八にすべてを聞いてはいないのです。
おそらく理由は高貴さなどではありません。実際は、十八を慮って聞けなかったか、右代宮戦人が犯人である可能性から逃げたか、十八が黙秘したのでしょう。
まあ十八も自身の視点と脱出前のヤスの証言しか知らない筈ですから、親達の詳細等は想像するしかなかったのでしょうけど。記憶が完全に戻っていたわけでもなさそうですし。


すこし飛躍しますが、縁寿が得た一なる真実の書は2冊あったのではないでしょうか。
1つは、絵羽の日記。もう1つは、幾子の記した考察帳。

幾子の書は、公開されたわけではないと思います。
縁寿が十八に会わせろと訪れた時に、密かに持ち帰っていたのだと思います(書いたものをその辺に置く癖があるみたいです。もしかしたら、八城十八の新作にありつけない編集者が勝手に持っていってしまったものを買い取ったのかも)少なくとも、世間には明かされておらず、縁寿(と口止めできる程度の少人数)のみが見てしまったのかと。
EP7お茶会は、もう舞台が終わったあとの、関係者のみの特別演目なのです。

縁寿が接触を試みたのは十八が覚悟を決めるより前ですから、彼女が覚悟を決めるのも時間がかかったのでしょう。
それでも、絵羽本人の日記よりは手が付けやすかった。そういう意味で、心構えを試したも同然でしょう。ただそれがあまりにも世間の風潮と自分が信じたくない説に合致しており、しかもベルンが「真実」などと赤で言う演出があったのでショックを受けたのだと思います。



絵羽の日記の中身

次男一家犯人説で確定だと思っていましたが、最近改めました。むしろ、縁寿の家族のことが全く書かれていなかったのではないでしょうか。
よく考えればあそこまで徹底していた絵羽が、世間の目に触れやすいところに真相を残しておくはずがないのです。
絵羽は最後まで隠し通したからこそ、彼女の未練であるエヴァ・ベアトリーチェは選択肢を与えるキャラクターなのです。
〝ベアトリーチェ〝とは、その人間の未練と、魔法がなくては叶えられない願い・理想を背負う存在だと思います。

絵羽の日記には、次男一家については全く書かれていなかった。
次男一家犯人説を聞きなれている縁寿は、「お父さんたちが犯人だから書けなかったんじゃ」と疑うのです。同時に、「絵羽の自分に対する嫌がらせだ」という可能性も胸に抱いています。
投身自殺した縁寿は、「ベルンのゲームを見たという可能性上の」縁寿ですので、次男一家犯人説に耐えられず挽肉になってしまいます。

では、選択肢後の縁寿は何故生きることを選んだのか。

うみねこにおける魔法とは何だったでしょうか。……過程の装飾です。猫箱だから、自由な解釈が許されます。
それに則り縁寿は、

「自分が家族を鮮明に思い出して、余計に囚われないように書かないでくれた」あるいは「次男一家の犯行ではないから絵羽は自分の家族の行動を知らないのだ」「死亡が描かれていないのだから、生きている可能性がある」

と解釈したのです。手品エンドにおいては、一番最後の意味は捨てて、代わりに絵羽への疑心を加え戻したのかな。

裏お茶会で戦人を疑わなかったのは何故か? ――絵羽と別ルートで生存していたから、という絵羽が顛末を知りえない理由があったと判断したからだろうと思います。



裏お茶会の、そのあと

彼らの現実を投影したものをEP7~EP8の補足として執筆、公開します。そこでようやく、世間は彼らの顛末を知ることになるのです。その真偽は、永遠にわかるはずもありませんが。



一なる真実とは

根拠がないものが多いですが……(苦笑)


まず、ヤスが起こしたのは狂言殺人だろうと思っています。
実際銃の類を用意はしていましたし、もうどうしようもなかったら無理心中に走る腹積もりは十分にあったのでしょうが。

狂言の目的は、戦人への出題と、親族が碑文を解く意欲を煽ることです。
誰も勝てない可能性も視野に入れて、すべてをルーレットに任せます。

完全に想像ですが……
紗音は、譲治が解けば勝ち。嘉音は、朱志香が碑文を解くか、他の二人が争って共倒れすれば勝ち。ベアトリーチェは、戦人が碑文を解いた上で、約束を思い出してくれれば勝ち。

ただし、自分に対して情を持っているか、約束を覚えているかわからない戦人に対しては、別に試験が設定されているのです。というか、碑文だけでは、戦人が約束を思い出すという期待値があまりにも低いと考えてたのです。


第一段階として、ヤスの計画は、戦人にEP1とEP2(下位世界のみ)を見せることから始まります。
ホワイダニットに至らせるために練りに練った物語を読ませます。
物語のホワイダニットを解いたら、おそらく戦人が碑文を解かなくてもベアトの勝ちです。(でも難易度的には碑文の方が易しいと思います)
ホワイダニットに至らず、フーダニットとハウダニットのみを解いてしまったら、ベアトの負けです。それだけ考えても思い出せないのですから希望はありません。
そしてどちらも解けなかったら、彼女は生殺しです。

戦人への出題は、おそらくいとこ部屋で行われたのだと思います。
それが決闘の第一段階であることを感づいていた譲治と朱志香は、戦人が人間の犯人に至らないように魔女犯人説に誘導します。真里亞はもちろん魔女を信じているので同じように魔女犯人説を煽動します(EP1お茶会)。
そしてその行動は、ヤスにとって想定通りです。ヤスにとっては、そうやって戦人の反骨精神を刺激する役割を期待したのです。

自主的に決闘に加わらない戦人に対して、最大限土俵を整えなくてはならないのです。
勝つにしても負けるにしても、ベアトは最善を尽くさなくてはならない。それに紗音と嘉音も協力します。
一見、紗音と嘉音の日和見に見える行動ですが、ベアトを消す為には「あのときこうしてたら戦人は思い出してくれたかも」という可能性を残してはいけないのです。
ベアトはヤスの中の未練と、魔法でしかかなえられない(はずの)願望を背負う存在だからです。(彼女の不幸は魔法を手に入れてしまったことだ、と作中でも言われています)
EP8で理御に接したのがベアトだけだということから、ベアトを通さないと、他の二人は「叶う筈のない願望」を、見ることはできても感じられないのだと思います。

それゆえに、決闘は、出来る限り平等に行おうとします。それがEP6の「力差はない」です。
実際の関係性で言えば、肉体の所有権ならベアト≧紗音>>嘉音、相互の心情や配慮では紗音>ベアト>嘉音の順に優位だったと思います。

紗音は元は妄想上の憧れの先輩でしたが、年が経つに連れ迎合していった存在。最も実在のヤスの環境に適応した存在と言えます。ですから、戦人の帰還でヤス内のバランスが大きく崩れない限り、他の二人は全力で支援します。
ベアトは、元は使用人ヤス。先ほど言った通り、未練と願望を背負う存在です。設定を書き換えている辺り、「主人格」と呼称できる立場ではあるのですが、基本的には表に出てきません。
嘉音は元はイマジナリーフレンドであり、朱志香の文化祭以降たまに演じているうちにあたかも本当に存在しているかのようになってしまった存在で、ヤスの中の暗い心情を請け負っている存在とも言えます。


話を戻します。
不幸にも、ルーレットは最悪の目に向かい始めます。
まず、親族を凄惨な推理小説の題材にしたり容疑者にしたりすれば当然と言えば当然なのですが、戦人は推理を放棄してしまします(EP2)。
その後ミステリーとして読むことは受け入れますが、断固として親族使用人を疑いません(EP3)。そこで熊沢や源次がフォローを入れます(EP3・EP5裏お茶会)が、動機なんて探ろうとしません。先ほど言ったようにこれでは生殺しなので、仕方なく第二段階として、狂言殺人を実行しようと試みます。



狂言

黄金の一部を見せて親族たちを懐柔し、狂言に協力させます。
ここでEP4やEP7お茶会と違うのは、戦人が最後に呼ばれたのではないか、ということです。

何故、絵羽と戦人のみが六軒島を脱出し得たのか。
絵羽に関して言えば、取った銃が当たりだった、というのに尽きるでしょう。
戦人は、……黒幕だった……からではありません。逆に、「騙される側だったから」ではないでしょうか。
EP4と(たぶん)同じです。最初は彼以外の全員による狂言だったのです。
だから、ゲストハウスには戦人以外いなかった。その後、被害者の一人から内線で忠告を受け、魔の手から逃れたのだろうと考えています。

偽書にも関わらず、EP3とEP4がベアトのゲーム盤である=元ネタはヤスが考えたのではないでしょうか。つまり、EP3・EP4は当日あった狂言のオマージュ。
それから転じて、狂言の犯人役がヤスと絵羽であったのではないでしょうか。元使用人の計画に乗るのは癪ですが、戦人を騙し切れば譲治を次期当主に出来る、という明確なメリットがあります。(尤もそれは彼女に限りませんが)
長男一家長女一家はそれを目的に参加します。夏妃あたりは反対しそうですが、使用人側に反旗を翻されたら、金蔵の件で分が悪いのは彼女たちの方です。
残りの人たちはお金と縁で買収、で良いと思います。実際の事件ならともかく、狂言なら大いにノリのよさそうな方々です。郷田さん頑張れ。

(……ただし、次男夫婦は、協力することによって確実に大金が手に入る代わりに、もっと多くの資財と力を手中に収めるチャンスを放棄しろと持ち掛けられているわけですが……)


いとこ組に狂言の協力を持ち掛けたことが災いしました。
彼らは、夕食時に真里亞が読み上げた手紙を、演出の一環だと思い込んでしまったのです(実際間違ってはいないのですが)。ゆえに、自分が碑文を解こうという意識にはいかない。既にヤスが解いていますから。
かといって、何が試練なのかを彼らに直接伝えてしまうのは不平等である(戦人に試練の話をするのは本末転倒なため)ので、さりげなく誘導しようとするも、空回りしてしまった。
面倒なことをする、と思いますが、判決が彼女自身の意識下である以上、彼女が納得できる程度に土台が平等でなくては、決闘が成立しないのです。

よって、碑文を解く意欲があるのはヤスを当主と認めることに内心不服である親達と、ミステリー好きの戦人のはずなのですが、その戦人は渡された推理小説(の19人目犯人説構築)で手一杯です。つまり、三人の誰もヤスが用意した決闘の舞台に上がろうとしないのです。


そんなことをしているうちに、親組が碑文を解いてしまいます。
狂言の計画のために、いとこ組以外の全員がゲストハウスを離れ持ち場につき、いとこ組によって魔女ベアトと絵羽の凶行(狂言)が戦人に伝えられた後だろうと推測します。



真里亞の死因

EP6、真里亞は紗音の手によって殺されます。私の解釈では死者の未練を叶えるEPだというのにです。
1つに、ヤス視点で次女親子にもっと真剣に向き合うべきだった(魔法ではない解決方法を考えてあげればよかった)という後悔のためと解釈できるのですが、それだけで殺す必要はありません。
……あまり、考えたくないのですが、現実での真里亞の死因は、それほど凄惨なものだったのではないでしょうか。(ただし顎は残る)
その試練の描写時に「ひとおもいにやって」と言いたくなるくらいに、苦しむ死に方。
たとえば、生きながらにして(一気にではなく)首を切断される、とか……。
EP2メタ世界(アニメ)・さくたろう事件・EP5・EP6と真里亞関連はそんな描写が結構あるのです。



朱志香の死因

EP1お茶会で、朱志香は戦人に屈するなと残していきます。EP1お茶会が現実投影であることは彼らの朽ち方や戦人のみ生存という結果より推測できますから、朱志香の最後の言葉がそれであったと受け取ります。
似たようなことを、EP4でも行っています。その時は、「お前が当主になれるといいな」でしたっけ。
当主試験といえば、EP7お茶会で次男夫婦が呼び出しの口実に使っていましたね。そのときの霧江の犯行方法は銃の柄で顔面をつぶすというやり方であり、死者の未練を晴らすEP6では逆に朱志香が霧江を殴ります。

これらから、「霧江の凶行から逃れつつ戦人に内線で連絡したが、霧江に見つかり顔面を殴打された」or「霧江に顔面を殴打されるが暫くは生きながらえており、霧江が去ったあと戦人に連絡した」と解釈します。戦人が霧江から逃れられた理由にも繋がります。



熊沢チヨの役割

熊沢は「狂言にはノリノリで参加するが、殺人事件においては刺したがえても阻止しようとする駒(EP3)」だと解釈しています。
別に熊沢さんが好きだからって理由じゃないですよ。むしろ出来ることなら好きなキャラを黒幕にしたい人間です(キリッ



戦人の脱出

時間切れは10月5日24時にして10月6日0時(EP5等)
ここら辺はSS の流れで自分的には大体納得しています(一部願望が混じっていてアレですが)。
ただ、霧江のくだりはわかりません。おそらく彼女の銃はまともに撃てるものではなかったでしょうし。



戦人は結局約束を覚えていたのか?

答えは、わかりません、です。
もしかしたら、十八自身にもわからないのではないでしょうか。
彼の病気がどういうものかはわかりかねますが、もしかしたら戦人の心を理解できなくなっていたのではないでしょうか。十八の性格と戦人の性格の相違から、戦人がかなり「キャラクターを演じる」人間であっただろうと推測できます。学校生活等における戦人の性格が、ボトルメールや偽書の描写に近いのでなくては、周囲が不審に思うはずだからです。
故に、本当は何を考えてそんな行動に出たのか、十八自身ですらわからない。

だから、彼は「覚えていた」なんて都合のいい描写をしませんし、同時に「確実に忘れていた」と受け取れる描写も幾子の描いたEP7お茶会のみなのです。
ヤスが六年前の話をするときはとてつもなくタイミングが悪いです。例えばEP4なら、直前に譲治の死体を見ているのに、紗音のことを引きずっていますなんて普通の精神なら言わないです。

クレル曰く「覚えてさえいないことが罪」だとしたら、6年前の罪は果たして存在したのか。
真実を知っているのは1986年の戦人のみです。彼は何も残していません。
(創作上の)筆者さえ答えを知りえない猫箱が存在することに魅力を感じるのは私だけでしょうか……。



八城幾子とはいったい何者なのか?

①右代宮や六軒島とは一切関係のない、実在の八城家の女性である。
②ヤスである
③九羽鳥庵ベアトである
④その他、六軒島の生き残り(縁寿含む)である
⑤熊沢の孫娘である


純粋に考えると、①で良いような気もするのですが。無関係の人間が同居(同棲?)人の過去に思慮を巡らすって構図は、個人的に綺麗だと思いますし。
ただ確かに19子と読めるのは怪しいですよね。幾九郎から取ったにしても、どうやら竜騎士先生はレナ然り三四然り十八然り、改名ネタがお好きのようですし。(ミスリードだとしても19子ヤス説で十分効力を発揮しているのでどっちでもいいですがwww)


②はもう出回りすぎてるので、あえて首を傾げてみます。別に嫌いじゃないですよ、天邪鬼なだけですw

ヤスがEP1とEP2を、十八がEP3以降(少なくともEP6まで。自説ではEP8も)を考えたという認識で。
ボトルメール分は母親の実の子への愛が絶対であるように描かれています(朱志香のために真里亞たちを追い出す夏妃・無双楼座)が、偽書分はそうは描かれておらず、否定的な面も描写されています(譲治を殺すエヴァ・真里亞を愛していないと言う楼座・朱志香の遺体に縋ることより金蔵隠蔽を優先する夏妃・戦人に殺意を抱く霧江)。寧ろ、血のつながらない母子が分かち合えるか(EP4の絆は血ではないという主張・散における絵羽と縁寿・EP8のベアトと夏妃の和解)に焦点が移っています。

これを、話を考えた人間が「実母を見たことがなく、養母に殺されかけた人間」と「血の繋がらない母に育てられ、実母に殺意を持たれた人間」なのだというフィルターを通せば全く不思議はありません。

だから、偽書の執筆者である幾子がヤスであるよりも、そうでないほうが私にはしっくりくるように思うのです。
まあ、実際のところ真相で霧江さんがどれだけはっちゃけたかに影響してしまうのですが。


③願望主導だったりしますが、彼女も19歳で事故にあった可能性がありますので。EP7が超ヤス寄りの物語なのも納得できる。
以前バトベア救済話を書きましたが、それもこの延長ですね。
考え方次第ではちょっと(ばかりでなく)危険な方向性に行きかねない説ですが……(汗)
自分が被ったことを他人に、ってEP2やEP4の話を当て嵌めるとかなりエグイ話に行くので、当分は二次創作だけにしておきます^^;


④うーん、真里亞か朱志香ですかね。もしくは別人説における紗音か嘉音。あるいは楼座さん。……話がよくわからなくなるけど、縁寿もか。候補自体は案外多いなぁ。
そのうち真里亞は顎が発見されていますし、その死亡確定の真里亞を放るばかりか偽書に入ってからのロザマリ悪化ぶりを楼座自身が書いていたとは思いたくない…。という感情論が。(昨日の自分を許せない、的発想とか?)
別人説なら紗音や嘉音が十八と隠れ住む理由がないし、縁寿があの年になるまで十八はどうしてたんだという話になるし(結局初代さんが必要になる)あるとしたら朱志香でしょうかね。年齢については十八の記憶障害から、事件直後じゃなかった、で可。ただ、だからどうなるのかがさっぱり。
このあいだなぜか突然バトジェシの夢見たけど別にお告げじゃないよね? 白馬さんで頭がいっぱいだっただけのはず…。


⑤唯一無二だろうと自信を持って言いますw

熊沢さんの子供に鯖子さんという女性がいて、八城家に嫁ぐ → 38子さんの血が半分なので19子さん

という鯖を愛するばかりに生まれてしまった妄想でしてw
真面目に説明すると、上で書いたように幾子=ワルギリア説を掲げていますので、こんな裏があったら面白いかな、という話です。親族会議の日の真相は知らないけど、それ以前の本家の話を知っているかも、って立ち位置も絶妙だし。鯖吉の姪になるし(強調)
あと鯖って19画なんですよ(鯖+鯖=鯖なんですよ! 鯖すごい!)。鯖子=19子でも可なんですよ。
ついでにお師匠様19位でしたね!(全く関係ない)


鯖という存在がうみねこを象徴しすぎていて魚青郷どころか魚青教に招かれていますが、幸せなので生暖かく見守ってください(キリッ





はい、オチが安定の熊沢家でごめんなさい(´・ω・`)

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